■2023年3月
長谷川祐弘[著]
3,400円+税
日本が国連システムへの財政的な貢献を基盤として外交的な信頼関係を築いて,この数年間にわたりいかにして安保理改革に役割を果たしてきたか吟味する。そして,日本が果たせる歴史的な役割があるとすればそれは何であり,その役割を果たすために望まれる心構えとは何であるかを定める。概念的には,国連安保理改革を成し遂げるにはどのようにして民主主義の理念と人間の安全保障を根幹とすべきか,また明治維新から学んだ教訓を生かすべきか説明する。そして,国連改革のための4つの課題点を示し,国連改革を主導するために望まれる日本の志を解き明かすことにする。(第12章より)
■2022年12月
古川光明[著]
1,000円+税
本書では,筆者が実際に直接かかわってきた南スーダンでのスポーツを通じた平和構築支援の立ち上げの背景や立ち上げに尽力してきた関係者,また,本書で取り扱う全国スポーツ大会の効果や参加選手,コーチ,観客などの声を紹介することにより,スポーツの開発援助における可能性を示したい。また,そこで見えてきた新たな疑問や懸念が,今後のスポーツを通じた開発と平和を考える上での重要性の投げかけとなるように取りまとめていくことで,「開発と平和のためのスポーツ」への関心を高めたいと考えている。それが本書の狙いである。(序章より)
■2022年9月
小野正人[著]
2,300円+税
実際のところ,企業研究を短時間でマスターすることは難しいと思います。世界中でさまざまなビジネスが行われ,その仕組みも複雑で,とても会社の個々の事業まで理解しきれません。しかし,知らない言葉の意味を知れば新聞記事が読みやすくなるように,基本的な仕組みやルール,用語を理解することが効率的な学び方です。
そこで,本書は初学者が知っておきたい企業研究に関する知識と情報の処理方法についてのノウハウを,本書の名前通りに一からカバーするつもりで書いてみました。短時間でわかりやすく読めるように,全50節のパートを各2ページで簡潔に解説しています。これが本書の特徴です。(はじめにより)
そこで,本書は初学者が知っておきたい企業研究に関する知識と情報の処理方法についてのノウハウを,本書の名前通りに一からカバーするつもりで書いてみました。短時間でわかりやすく読めるように,全50節のパートを各2ページで簡潔に解説しています。これが本書の特徴です。(はじめにより)
■2022年8月
丸谷雄一郎[著]
2,300円+税
本書は小売業者の成功事例をグローバル・マーケティング戦略の観点から取りあげた書籍である。小売業者の活動のグローバル化はその特性ゆえに難しくメーカーに比べてだいぶ遅れてなされてきた。日本企業を例にとれば,メーカーのグローバル化が本格化したのが1985年のプラザ合意以降であるのに対して,小売業のグローバル化が本格化したのは2000年代半ば以降である。(序章より)
■2022年7月
信州大学経法学部[編]
2,000円+税
各章の冒頭で,各分野の具体的イメージをつかんだ後に,実際に,大学生や高校生,社会人に役立つ法律知識をみていくという構成になっています。1冊の本で,多様な法分野を網羅的に見ることができる本は他に類を見ないといっていいでしょう。本書で,法学にはどのような分野があって,どういう特色を持っているのかをつかんだ上で,学生生活を平和のままエンジョイする素養を身につけてほしいと思います。(はしがきより)
■2022年5月
石川良文[編著]
2,700円+税
本書は,新型コロナウイルス感染症の影響を社会・経済・環境の3側面から総合的に捉え,その対応がいかなるものであったかをまとめたものである。 政府の対応においては,医療崩壊を防ぐことと経済的損失を最小限に抑えることの2つの側面でその成否を問われることが多い。しかし,新型コロナウイルス感染症は医療や経済だけでなく,社会や環境にも大きな影響をもたらしたと考えられるため,それらを含む総合的見地から政策のあり方を論じる必要がある。(はしがきより)